互換インクは安さが魅力ですが、いざ使うとなるとプリンターの故障等のトラブルが心配です。純正インクと互換インクの違いをまとめてみました。
目次
価格の違い
一口に互換インクと言っても、さまざまなメーカー製が販売されていて、値段もまちまちです。
例えば、EPSON IC6CL50 (6色セット)対応の互換インクの場合は、
実質的な販売金額 | |
---|---|
純正インク | 5,023円 |
リサイクルインク・A社 | 2,833円 |
互換インク・A社 | 2,680円 |
互換インク・B社 | 1,998円 |
互換インク・C社 | 758円 |
互換インク・D社 | 358円 |
調べてみると、かなりの価格差がある事がわかりました。一番安い、互換インクD社のインクに至っては、純正インク1セット分の金額で、14セットも購入出来てしまいます。
D社のインクの口コミを見ると、使えないという意見もあれば、問題無しとの評価も多いです。
互換インクで一番金額が高いA社でも、純正インクのほぼ半額ですね。高ければいいとは限りませんが、口コミも良評価が多く、それなりの品質が期待出来そうです。
品質の違い
互換インクによっては初期不良が?
互換インクメーカー、又、インクカートリッジの個体差により、プリンターにセットしてもカートリッジを認識しなかったり、液漏れのトラブルが起きる事があります。
互換インクメーカーによっては、初期不良が発生した場合、交換や返金したり、1年間の品質を保証している場合がありますので、購入前に規約をよく読む事をお勧めします。
低質な互換インクを使うと、インクが詰まりやすい?
インクの詰まりが多発して、ヘッドクリーニングを多用してインクがすぐ無くなってしまったり、ノズルが詰まってしまうケースがあるようですが、長い期間プリンターを使わないでいると、純正インクでも同じ問題は発生します。プリンターに自動クリーニング機能が無い場合や、使用頻度が少ない場合(月に1〜2度)は注意が必要でしょう。(大量に印刷を行うヘビーユーザーの場合は、問題無しとの口コミが多いです)
実体験的な口コミ
わたしが互換インクを使い始めて、早くも三年ほど経過しました。
実体験からいえば、ある程度の印刷頻度がある場合は、インクの詰まりは発生しません。
もちろん、互換インクと言っても品質はピンからキリまでありますので、良質な口コミの良い互換インクを選ぶ必要があるでしょう。
わたしが使っている互換インクを比較したサイトはこちらをご覧下さい。→ 互換インク比較
画質の違い
写真の画質が落ちる?
互換インクは純正インクに比較すると写真の印刷が綺麗に出来なかったり、すぐに色あせてしまうという意見がありますが、実際のところどうなのでしょうか。
低質な互換インクを利用すると、時間の経過とともに色あせや変色が発生する事があります。写真や長期保存用の文書は純正インクで印刷したり、写真は写真印刷業者に依頼するなど、うまく使い分けすると良いでしょう。
互換インクメーカーによっては、自社のホームページに、純正インクと互換インクで印刷したカラー写真の比較を掲載してる場合がありますので参考になります。
上の写真は互換インクのインクナビホームページに掲載されている、互換インクと純正インクの違いを比較した写真です。見た目の差がわかりませんね。互換インクで印刷したのは写真Aです。
メーカー補償が無効に?
互換インクの使用は自己責任?
プリンターメーカーは、互換インクの使用が原因の故障は無償修理の対象外としています。
補償期間内に故障すれば、有償修理になってしまいますので、互換インクを使う場合は注意が必要です。印刷頻度やコスト対費用効果を考えてみますと、
- プリンター購入後の1年間無償保証の間は、純正インクを使用して、補償期間が過ぎたら互換インクを使う。
- 最初から割り切って互換インクを使って、プリンタが故障したら有償修理か、買い替える。
プリンターの使用頻度によりますが、最初に価格を比較した、EPSON IC6CL50 (6色セット)の場合、一番高い互換インク・A社を利用しても、4回インクを無事に交換出来たら、プリンター本体分の金額が浮く計算になります。
計算式
EPSON インクジェット複合機 カラリオ EP-705A 本体価格 9,448円純正インクと互換インクのインク代差額 2,343円 x 4回 = 9,372円
違い・まとめ
互換インクの口コミを見ると、使える使えないの様々な意見がありますが、上記の価格表を見ても、一口に互換インクといっても値段もまちまちですから、当然、質の違いがあるでしょう。
いまは互換インクの質も昔に比べて良くなっていますので、良質な口コミが多い互換インクをうまく使いたいですね。
(つづく)
(追記)
万が一、プリンターに故障が発生した場合に保証してくれる互換インクメーカーも出てきました。わたしも次回はこちらの互換インクに替えようと考えています。→ 【インク革命.com】